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怖い話|招かざるものが私に見せたもの

怖い話

konnです。YouTube動画で怖い話を見たり聞いたりするのが好きでたまに視聴しては震え上がったりしてます。

この記事にたどり着いた皆さんも怖い話がすきだったりしますか?

今回はとある有名動画から怖いと感じたお話を紹介したいと思います。

言葉ではなく文字でつたる怖い話なので、怖いと感じないとは思いますが動画で見た内容を少し変えて文字でお伝えしたいと思います。

それでは次の見出しから始まります。

招かざるもの

それは、お祖父様からの私たち家族へのプレゼントでした。

いまから30年以上前のお話です。私たち家族はお祖父様から中古の家をプレゼントされたのでした。

当時私は小学4年生。名前はT子といいます。私たち家族は私を含め4名家族。父・母・私・妹です。

家の造りはというと、一言でいうとお屋敷です。大きな大きなお屋敷です。

部屋数は下の部屋キッチンやリビングを合わせ10部屋、上の部屋は家族の寝室や他の客室を含め8部屋ほどありました。

2階立ての大きなお屋敷です。

こんな大きなお屋敷お祖父様が購入できたのは、きっと何らかの理由で安くで売られていたからだろうと今なら分かるんです。

同時は小学生ですから、家の値段とか価値とかそんなものは考えませんので家族と住む家に引っ越しただけ。子供ですから、それが普通のことだと思っていたのです。

しかし、家族や私はそのお屋敷に違和感を覚えていました。すごく大きくて外観も良い家ですが住んでみると分かるんですですよね、私たち以外にも誰か別の物も住んでいるということを…

お祖父様から頂いた家ですから誰も何も言えません。私たち家族はそのままそのお屋敷に住むのでした。

私は霊感は持っていません。ですが、今思えば少なからず家族の中では霊感というものを持っていたのかもしれません。

だからなのかあんな夢を見るようになってしまったのは…

眠ると見てしまう見たくない夢

新しい家に来てから数ヶ月たったある日のこと。

家族、私を含め家の中では相変わらず2階に誰もいないのに足音が聞こえたり、声が聞こえたり心霊現象が止むことはありませんでしたが日常化した頃に変な夢を見ました。

それは私がどこかの場所に壁を目の前に立っていて微動だにしない様子。私は上空から、その私を俯瞰してみているというもの。

どこだろうか?あたりを見回してみると住宅やスーパー、デパート、郵便局、があります。

時間は真夜中という感じです。あたりは人っこ1人おらず車も通っていませんし周りに郵便局やら地元の大型デパートも営業してません。確かそのデパートは22時には閉まります。

ということは22時以降であることは間違いありません。

しかし、イメージ的には22時〜1時ごろくらいまでは車も通っていそうなのでひとっこひとりいないこの状況であれば1時はとうに超えている。そんな風に考えていました。

シーンと静まり返った、街頭の明かりだけの街に何故か私1人壁を目の前にただただ立っているだけ。

不気味な光景でした。

上から私を見下ろしているけれども、私は私の背中を見ていて顔は見えません。

静まり返った街から『ヒュンヒュン』と何か音が聞こえたのでした。

何処からかなっている変な音、不気味に突っ立っている私の背中を見ながら離れた方向から微かに聞こえる方向へ顔を向けたらすぐにその音の正体を知ることができたんです。

でも、その音の正体を知らなければ良かったとその時一瞬で後悔しました。

その音の正体はガリガリのお婆さんが両手に持った何かを振り回す音だったから。

音がなるくらい高速で回している『何か』。見たくないけど意識を集中させて見てみるとそれは

○のなまくびだったんです。髪の毛を掴んで回しています。

お婆さんは、全く面識のない人でした。ガリガリでもあるし、干からびたミイラの様なそんな状態でした。

そのお婆さんは両手にあるものをものすごい速さで回しゆっくり、ゆっくり歩みを進めていくのです。

どこに向かっているのかは分かりません。前を見てゆっくり、ゆっくりと…

私はあまりの恐ろしさに○のなま○くびと認識してしまった時に少し声を出してしまいました。

『ヒッ…』

声がまさかでると思っていませんでしたから、声が出てしまった時マズイと思いましたがすでにこの時から始まったと思います。

ゆっくり、ゆっくり歩みを進めながら両手に持つそれを高速で回すお婆さんは歩みを止めすぐに上空にいる私を見つけたのでした。

その瞬間叫びにならない声を発しながら夢から覚めるのでした。

夢から覚めた私は冷や汗を吹き出し、動悸が止まらず本当に怖くて怖くて仕方なかったんです。

しかし目が覚めた時には朝日は上りカーテンを開けるとホッと胸を撫で下ろしたのをよく覚えています。

とても怖い夢をみた。そうただの怖い夢を見ただけだと自分に言い聞かせ私はその普通の日常に戻るのでした。

それから1ヶ月が過ぎてその夢のことを忘れて過ごしていた日の夜、またあの夢を見るのです。

場所は以前とは違う場所に立っていました。でもどこなのかまでは分かりません。周りにはガソリンスタンドがあります。

あいかわらず深夜なんでしょう。シーンと静まり返った真夜中私の背中を見つめ俯瞰する私はまた周りを見渡してアノお婆さんを自然と探すのでした。

するとあのガリガリに痩せ細ったミイラの様なお婆さんが両手に高速であれを振り回し、ゆっくり、ゆっくり歩みを進めていく様子でした。

またあの夢と怖かったのですが、今度は静かに、静かにその様子を見るだけのそんな夢でした。

そして何事もなく夢から覚め、その夢は日常化していくのでした。

毎日見るわけではありません。間が空いて時々見る様な状態です。3日空いてみるときもあれば数ヶ月立ってみたり、1年立って見たり。さすがに感覚が1年ごしとかになると

久々にその夢をみるとまたかと思う様になっていきました。

小学4年生から見続けたお婆さんの夢は中学に上がっても時々みるような状態です。

夢が変化しているのかしていないのかと言うと、変わっているのは場所だけといった所以外は特に変化はありませんでした。

しかし、中学3年のある日再びあの夢を見たときにあることに気がついたでした。

それは場所がどこなのか分かってしまったと言うこと。

その場所は電車で1駅先の隣町でした。中学にあがり友人と遊びに行く際に電車に乗って隣町に遊びに行った場所でした。

見覚えのある場所に気がついた時は鳥肌が止まりませんでした。

ゆっくり、ゆっくり歩みを進めるお婆さんは実は存在している場所をひたすら歩いていたのです。

でも一体どこに?そして私は相変わらず深夜の街に壁を目の前に佇むだけ。

私はその時初めてこの夢は私に関係している夢なのでは?と気づき始めるのでした。

その気づいた日から変なことに毎日、毎日そのお婆さんの夢をみるのです。

ゆっくり、ゆっくり、歩みを進めるお婆さんは俯瞰している私に再び気づくことはなく、そしてお婆さんの数百メートル離れた壁を目の前に立っている私に目を向けるわけでもなく、ただ歩みを進めるだけなのでした。

それから中学を卒業して高校生に上がる頃にみたあの夢は毎晩続き、とうとう私の街に歩みを進めているのでした。

まさかと思いたいけど、私の街に来た夢を見た時からなんとなく感じていた胸騒ぎはきっと当たっているんだろうとこの時点でわかっていました。

そして高校校生にあがり数ヶ月たったあの夜、とうとう私のお屋敷の前まであのお婆さんが歩みを進めているのでした。

考えたくないけど、私のことを探しているの?と恐怖と絶望でいっぱいでした。

夜眠るのも怖くて高校生になって数ヶ月は不眠に悩まされる日々で、特に私の家のまえに近づいていると知った時には目の下のクマがひどく家族も心配するほどでした。

しかし、両親には話せず…何故ならこの心霊現象の多い家での不可解な足音や声が聞こえたことを話しても一切信じてもらえず、取り合ってくれないからです。

妹は私と同様気づいていたのですがあまりそう言う話は避けていました。

家族全員目を背けていたというのが正解でしょうか。

そのためこの数年に渡り見続けている夢について相談することが出来ず、とうとうこの家まであのお婆さんがたどり着いたとう状態です。

そして、お屋敷の前まで来ていたお婆さんは玄関の前まで辿り着いた日の朝、母から変なことを聞かれるのです。

『T子、あなた夜玄関の扉開けっ放しにしていた?』

『え?そんなわけないじゃない』

『そうよね、朝起きたら玄関の扉が開いていたので驚いたの…でも盗まれた物があるわけでもなく、誰も侵入した様子もない、荒らされているわけでもないの…妹やお父さんにも聞いたけど開けてないって言うもんだから、変よね?』

その時私は、あのお婆さんがついに家にまで入ってきたことがわかりました。

しかし、まさか現実でも開けたと分かるとなるとこれはただ事では無いと感じ始めました。ですが当時の私にはどうすることもできないのです。

そのお婆さんは夢でみるたびに場所を移動しています。1階の10部屋をそれぞれ開けて回るのです1日ずつ。そしてそのお婆さんが入った部屋は翌日には扉が開いているという状態。そして私はあいからず家の中にはいるものの壁を目の前に佇むだけ。

そしてとうとう2階にまで上がってくる夢を見始めます。私の部屋は家族の中で1番階段から近い部屋でしたので、次に見る夢では確実に私の部屋に入ってくるのがわかっていました。

逃げる方法はある?

『妹、ごめんなさい。聞いてほしい。私をあなたの部屋にしばらくいさせてください。お願いします』

なきながら妹にお願いした私を見て妹は何があったのか、私に聞いてきたので今まで数年に渡り見てきた夢や現実でおこっていることを話しました。

信じてもらえないと思いましたが、妹は家で起こる心霊現象も知っていたで、すぐにOKをもらいしばらく妹の部屋で一緒に眠ることになりました。

そしてお婆さんは夢の中で私の部屋に入り両手にあるものを回しながらゆっくり、ゆっくり入っていくのでした。

そして次の日、私の部屋の扉は開いおらず、その夢から一切夢を見なくなるでした。

しかし、それから1ヶ月は部屋に戻る気にはなれず、自分の部屋から持ってきていた物や服などが尽きるまでずっと妹の部屋に居候のような生活を続けてました。

しかしそろそろ夢も見なくなったので部屋に戻ることを決め、明るい時間帯に自身の部屋に戻ってみると

『ギャー!!!!』

私は叫びながらその場で腰が抜けたのです。

あの日綺麗に整えたベットシーツや部屋が、ものすごく荒らされているのでした。

まるであのお婆さんが私を探しているかのように…

あの夢から数年後…

それから月日は流れ、あの夢から数年経ち私は社会人になり、家から引っ越し入社した職場で出会った男性と結婚し、妊娠・出産と幸せな生活を送るのです。

とても幸せな日々に、あの小学生から高校生まで見ていた夢なんか忘れ去っていたとある日のこと。

生まれた子供が数ヶ月の赤ちゃんだった時、再びあの夢をみるのでした…

再びあの夢をみたとき絶望と恐怖が蘇るのでした。